10月11日、朝に散歩ホテルの付近を散歩。この近くを道路が通っていて、この歩道からの眺めが良い。道路は広く、片側2車線で歩道と中央分離帯があり、中央分離帯には椰子の木が植えられていて、風情がある。この日の散歩ではちょっとしたハプニングが。なんと馬小屋から逃げてきた馬が中央分離帯でのんびりと草を食んでいるのです。しばらく見ていると飼い主があわてて出てきて馬の首に縄をかけようとするが、馬は悠然と歩いてすたこらにげてしまう。追いかけ追いかけて首に縄をかけて帰っていきました。のんびりとした風景でした。
ミナスのホテルを出発して珈琲農園へ。最初の農園はアグアリンパ農園。農園主はフランシスコ・セルジオ氏。農園は全部で、5農場あり、総面積で約1000ヘクタール。生産量は4〜4.5万袋。ここでは主にコーヒー豆の精製設備を見学。今の時期は設備は稼動していないので、設備の概要しかわからなかった。
次に訪問した農園は、ボアビスタ・ドイス農園。農園主はジョゼ・ルイス氏。この農園では実際の農薬管理の状況を見学。きちんと管理された農薬保管室やシャワーのある着替え用トイレがあり、農薬管理に気をつけている様子を理解できた。ここで昼食にフランゴ・カイピーレという鳥とニンニクの葉の煮込み料理をご馳走になったが、実に美味しかった。
CACCER本部へ移動。EXPOCACCERを見学。案内をしてくれたGeraldo Edstaqio Miranda氏によると、運営母体は生産者組合で、そのメンバーは225人。コーヒーの精選と輸送の仕事を行っている。取り扱い量は年間60万袋で、セラードの生産量の20%を占めている。スペシャルティコーヒーを主に扱っている。原産地証明や品質保証書の発行もここで行なっている。見学した時コーヒー豆の袋をつんでいたがその高さは豆袋にして30袋(6m)位。日本のように地震のあったらたいへんだなと余計な心配をした。
この後、アペラシオン(Apellation Cerrado Contorolle)についてのセミナー。セラードがアペラシオンを取得するまで10年を要したこととやその成立条件がセラードのエンセイ・ウエジョ・ネット氏によって語られた。 |
ボアビスタ・ドイス農園ジョゼ・ルイス氏と
積みあげられたコーヒー豆袋 |